2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

上町台地の高層病室から

眺める風景。 前回は東側の河内平野だったが、 今回は西側。 乱立する高層ビルと高層マンション群に 夕暮れが近づくに従い明かりが灯りだすのは面白い。 老母も昔一緒に見たSF映画のよう、と 点滴されながらも、かなりご機嫌。 もっとも、個人的には古きよき…

でもわたしは言いたい。

ヘクター・マクネアンが生きることをやめたのではない。ほかの何ものかが停止したのであった。 白い人びと / フランシス・バーネット

芯がくたびれていることに、

否が応でも気付かされる日。 これから、まだまだアレコレなのにこれでは... と弱気茶屋になる前にCluster。 ジャケットも音も文句なし。 基本はコレだね。https://www.youtube.com/watch?v=pbTIxXLIj0Q

しかし、

私たちが戻ってきたり出かけていくこの地上は、人間が文化的意味を書き込んでいくノートブックではない。 途上と目的地 / 土井清美

愛と死

が、並んで比較されるのも つくづく奇妙な気がする。https://www.youtube.com/watch?v=BlXrFRd195s

年配の方から

ふいに福田恆存について、どう思うか(!)訊かれ、 テケトーに流したかったのに、 マジレスを求められ、 ウンザリ気分に加えふいに凶暴な気分になり1.ロレンス『黙示録論』に目をつける点は鋭いし、 2.チェスタトン『詩人と狂人たち』にはお世話になったが、 …

自然

と、いう言葉で想起するのはConrad Schnitzlerの音。 人が居ても居なくてもいい世界。 40年近く経って、結局はココに戻って来た事の感。 不惑もとうに過ぎ、 その他その他で色んな思い込みやら執着が ボロボロ零れ落ちてゆく今日この頃。 ともあれ、情念はど…

町内挙げての粗大ゴミ処理日

という訳で早朝から、アレやコレを担いでは捨てに。 いつぞやは、巨大な太鼓が出ていて 噴き出したことがある。 帰宅すると地震の報で嗚呼。 午後から、ここ暫くのクサクサ気分から抜け出すために植物園に。 やたらウェディングの写真撮影が行われていたが、…

町内挙げての清掃日

朝から溝の泥を取ったり、草を毟ったり。 一段落の後は老父と落ち葉や枝の刈り込み作業。 時折、日は射すものの、 ほぼ終日、時雨状態。 老父は耳が遠いのでConrad Schnitzlerをかけようが、 Roland Kaynをかけようが、ほぼ無頓着ではある。 しかしながら、…

輝かしい帝国か。

帝国の日は決して沈まない......だが、見なさい、血の色の日が沈んでゆく 穏和な殺人者 / G.K.チェスタトン

投げられた石にとって、

落ちて行くのは悪でなく、昇って行くのが善でもない とは古の王様のお言葉。

人間の耳には

平穏で静かな環境だったその場所がまさに一変して、上空は超音波域の戦闘が繰り広げられる修羅場となった。 クリス・ワトソン

夜とは、

無味乾燥(sequedad)で、乾ききった試練の時間なのです。湿った情念は無味乾燥なる夜の時間において浄化されるのです。 山内志朗

病院帰りに

通っていた高校や フルートを教わっていた場所、 たむろしていた喫茶店等々、 上町台地をうろつく宵の口。 記憶は曖昧でも脚や身体は覚えている。 高校や大学の頃から、 結局のところ、進歩しなかったな、と再確認。https://www.youtube.com/watch?v=SLIf4jv…

一人で電車に乗れるようになった頃から

大学生になる頃まで 何度と無く歩いた病院への道を 再び歩くようになった。 最寄り駅から病院までの風景は 微妙に変わったけれど、 幼い頃、本当に食べたかった洋食屋は今でもあり、 歩くたびに折りたたまれた時間の襞をめくる感じも。 病室からは実家のある…