法の

内実を語らないことによる去勢の受容、去勢の超越的法を語ることによる自己設立と去勢の忌避、そしてその間を折衷的に進むこと。これらの歴史の全てが忘れられ、デカルトスピノザ、カントが訪れ、法と倫理は真理に従い、法とは法の権利・手続き問題となり、法が何を許し許さないかは、語るべきでないこととなる。

ストア派アリストテレス 連続性の時代/樫村晴香