先日の、
バシュラール云々で思い出して
リシャールを(もう本当に久しぶりに)読み返して見た。
手許にあるのは学生の時に読んでいた思潮社の著作集で
線引き部分を見るにつけ
色んな意味で「!」及び「嗚呼...」。
しかもネルヴァルの部分に集中しており、
今も昔もそんなに進歩していないのが「イタイ」。
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新しい物質界の優しさは、かくも完璧、かくも耐えきれぬほどなので、彼にはもはや爆発すること、自己を破壊することしか残されていない。この時、優しさは亀裂と同じことなのである。顫える大気の諧調は、一せいに咲き出る花々と一体になり、これを崩して行く。
ネルヴァルの魔術的地理学/ジャン=ピエール・リシャール
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