8月の終わりに

割引券をいただいたので
日活ロマンポルノの上映会に行った。
見たのは『(秘)色情めす市場』ASIN:B000PWQQJ2
もう20年以上前に見たきりだったが、
なんと覚えている事よ。
やはり、いや、もうそれよりも始まるやいなや
感動のどん底に突き落とされ胸キュンキュン。
メンツの豪華さに加え、
ヒロインのあの投げやりな存在感の凄さ。
「なんや、逆らいたいんや」というキラーな台詞。
音楽もツボすぎ。
いや、それより、天王寺界隈の風景。
駅前の歩道橋、地下道、飛田の壁と階段、
阪堺電車環状線、商店街etc.
 
幼少のみぎり、動物園に行った時にふと目にしたアレやコレ。
小学校高学年の頃にうろついた際の記憶。
凶悪な素晴らしさ。
高校の先輩かVermilion Sandsポルナレフ氏だったら、
(或いはバンマスも?)解ってくれるかしらん...と思いつつ。
 
で、こういうものをペア割引という事で
佐々木嬢と。(もはや犯罪行為ダネ!)
嬢曰く「リアリズムの宿、ではなくて大阪」
「つげっぽい...」
色んな意味で中年男は勉強になりました。
 
尚、この日は続いてカフェ・モンタージュ
http://www.cafe-montage.com/
に移動して、
大井浩明+法貴彩子による
G.マーラー交響曲第7番ホ短調《夜の歌》(1905)
(全5楽章/A.カゼッラによる4手連弾版、日本初演
[1905年製NYスタインウェイ使用]

http://ooipiano.exblog.jp/18401683/

これまた、素晴らしい演奏で
耳と意識を持って行かれ、脱魂状態寸前。
アンコールも凶悪に素敵で、
これまで個人的に上位だった演奏/音盤の
記憶の幾つかがあっさりと過去のものに。
凄い演奏を聴いた(凄い体験をした)。
そういえば、お二人の連弾姿もインパクト大だった。
 
という、とてつもなく濃厚な夏の終わりの二題。