夕方から

京都芸術センターに行き、
明日の「篠原眞電子音楽上演会」に向けての
レクチャーを受講した。
 
紀要ももらえるなど太っ腹企画。
デモンストレーション含め、楽しく聞いた。
ただ時折ノスタルジックな気分になった。
 
そういえば、東京でバンマスの向かいの部屋に住んでいた頃、
フィル・スペクターのBoxを聴いては
録音のアレコレを会話した...
Dowserの試みの一つに
空間を聴く/空間を鳴らすというのがあったけど、
ライブに関わる人で(出来る/出来ないではなく)
理解する人は少なかった...
『Sirius』のCDを聴いてSynthi100のパッチを見つつ、
音を(そして曲と曲)を変調するというアイデアについて
あーだこーだと妄想交じりに会話した事等々、
まあ、きりもなく。
 
しかし、作曲家/演奏家/エンジニアが
そんなに分断されてると思いもよらず。
電気/録音を介在させた制作物の工程過程では
三者それぞれ音楽発生システムに組み込まれて
駆動していると思っていたのだけれど。
それは、単純に私がロックあがりというか
B.イーノやらC.プランクやらを聴いて
そう思い込んでいただけなのかもしれないけれど。
(そういえば、ロック・マガジン41号のインタビューで
C.プランクが音楽制作過程をサイバネティクス風に語っていた
ような記憶がある...手許にないから不確かだけれど。)
 
シンセサイザーを主に親しんでいる者からすると
音が鳴る/楽器が鳴るという事は凄い事に思える。
ぞんざいに音を出している(楽器を鳴らしていると勘違いしている)人は
何が楽しいのか或いは面白いのか不思議になる(まあ、どうでもいい事ですが)。
とはいえ、やっぱり自分で音を作ったり加工して
空間内で鳴らすのは面白い(嗚呼役立たずのボンクラ人生一直線)。
 
と、つらつら書き連ねる程、面白かった。
明日が楽しみ、という事で今日はオシマイ。

    1. +

レクチャーの中でエコー・ロケーションの話題が出て来たので
Michael Primeを思い出したりなど。
Morphogenesisはいいグループだった(まだ続いてるのかしら)

http://www.youtube.com/watch?v=a0Vfk_DHabA

http://www.youtube.com/watch?v=VizmWVHrfgc