わたしたちは

暗い空のもとに生きています。そして−人間と呼べる人間は僅かしかいません。おそらくそのために詩もこんなに僅かなのでしょう。わたしがいまも抱いている希望は大きなものではありません、−わたしは自分にまだ残されているものを保持しようと努めるばかりです。
 
パウル・ツェラン