さっきの

Tの「領域」ってのはたぶんオバケですわ、オバケ。
セッションの最中に2人共、「2人の他に『なにか』ないしは『だれか』が
来てる感じがしてた」と。
客観的には錯覚かもしれませんが、2人には「リアル」だったと。


「すわ、オカルトか」と思われる向きもあろうかと思いますが、
まあオカルトですわ、正直、わたしらは。
しかし、芸事を含めた「生きてる事」はソレ=オカルト=「隠されたもの」
=この世にあらざるモノ、コト=ありていに言えば死とか、を指向するもんだと
わたしは思います。(TやMはどう考えますかね?)


ただ、どうあがいても「ソレソノモノ」にはたどり着けないんですが。
「死ぬのはいつも他人」と同じゲンリです。
生きてるから「タナトス」とか言えるのとも。
しかし、「生きながら死を体験したい」という欲望がヒトの性根のような
気もします。
考えると生きてるって「死の予行演習」をズっとしている事のような気が。


あっ、でもコレ、別段コワイとかアブナイとかの話じゃないですよ。
しごく自然なハナシです。


ヒトソレゾレで「どうソレににじりよる」かが生き方だったり芸風だったりする
のだと思いますが、わたしらは、まあ、わたしらのヤリクチでなんとかしたいなぁ
と思う次第。


高橋巌さんの言う通り「オカルティズムって言うのは命がけなんです」
(『AA』より)。至言。