夕立の間

大倉崇裕とマッケンを読んで過ごした。
真夏と真冬は英米怪奇小説をチンタラ読むのが習慣。
地味なマッケンだけれど田舎/都会の両方が塩梅良く混ざって
奥ゆかしい神秘と驚異の雰囲気が漂う辺りがツボ。
 
で、夜になってからはRoxy Musicの2ndをこれまたチンタラ聴く。
表題曲はRoxyの全曲中で最も愛好するブツ。
テープ・エコーとEMSの変調機としての野蛮さが絶妙。
各々の楽器音がズブズブに沈んでゆく中、
最後に挿入される「Don't you ask why」という囁きを耳にするたび
今野雄二のライナーにあった「電子のエピローグ」という一節を思い出す。
 
最後の最後で嗚呼なイーノ(ヤっちゃったという表情もイイ)。

http://www.youtube.com/watch?v=G56DaSAeZfM