お客さんとの会話で

ギヨタ(Pierre Guyotat)の名前が出てきてアレコレ。
単純に「好き」なんて、とてもじゃないけど口に出来ない、
けれど絶対に忘れられない作家。
弱気茶屋になったり文学趣味でズブズブになりそうになる度に
手が伸びる作家。
文字を追ってく内に
まるで圧倒的な音楽を体験してる時のようにクラクラしてくる。
仏の作家なのに異様に拡がりというか
身も蓋もない広大な世界と交感してるような趣があり
何故かホワイトヘッドやリンギスに近い
「ソレソノママ」感を覚えてしまう。
 
そういえば、ベルギーの特異なレーベルSub Rosaのアンソロジー
ギヨタ収録されてた...と思って検索したらあった。

http://www.youtube.com/watch?v=9I_g2LiGZQI

で、便利な世の中で
うわー...佇まい、枯れてないわあ...とちっちゃく感動。

http://www.youtube.com/watch?v=jmkcodpMRMs

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おれはどう名づけていいか分からないんだ、乱交パーティから乱交パーティへと、おれの体にあって<<大きくなってゆく>>ものを、また、ときに翻訳の眩暈のなかで、おれの八月の犠牲に供された鼻孔に昇って来るのを感じる薫りのよいこの液体のことを、だが・・・、奴隷は血なんかよりこういう液体の跳ね返りを多く受けるものだ・・・!
 
売淫(プロスティチュシオン)/ピエール・ギヨタ

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