それでかまわない。

われわれに<語りかけた>ものは、つねにわれわれに語りかけることになるだろう、ちょうどメシアン『世の終わりのための四重奏』の中で消え去っていく最後の和音が聴かれ続ける(それが永遠なのだろうか)のと同じように。
 
アナクルシス/モーリス・ブランショ