夕方、

余りの寒さに、もう来客は...
と、階下の「うつわhaku」できき器&きき酒を
へらへら愉しんでいたら、
ダンデライオンさんが入れ替えに来られた事に気付かず、
暫しお待たせする事に。
  
本当にすみません.....
 
しかも、その後に真っ当な本の話
を、私がする訳もなく、例によってヨタ話ばかり。
反省。

    1. +

一人になってからボンヤリと前川道介訳の
怪奇小説集を斜め読み。
ローゼンドルファーの短編に出てくる
クナッパーブッシュのくだりで噴きそうに。
 
で、何故か不意にクナッパーブッシュのブルックナー/葬送と
クラウス・シュルツ『Time Wind』を連チャン。
冬の音楽(生井英考ではなくって)。
今では中坊(&間章に痺れクラゲだった頃)とは程遠い中年男と化し、
まあ、そうはいっても...など、お茶濁しにもそこそこ慣れてはいるものの
やはり、ウブイ情動アレコレが刺激され...
 
今ではA面「バイロイトへの回帰」ラストのカタストロフより、
B面の後半部分にヤラレてしまう。

http://www.youtube.com/watch?v=LMkkTNCkLFA

この後半部分(特に26:28辺り)、
実際の演奏自体は大した事ないと思うのだけれど、
テープ・エコーの音質劣化/ヨレ具合含め
音がグチャグチャになり、結果として異様な音塊が産出されている。
ラストの放り出されようもVery Good。
もう一度帰ってゆく所はココだろうなという感触。
個人的にはこことMB『Plain Truth』は非常に近い。
クラウス・シュルツなら『Irrlicht』が最高なのは確かだが
この瞬間のマジックは素晴らしいとしか書きようが無い。
もっともこれは頭から聴いてきた結果なの(或いは私が
どうしようもなく「20世紀の終わりに」な人)だからかもしれないけど。