肌寒い夏

...地元民がまったりとふきだまっているバーやカフェでかかりまくっていたのが、Alt-J(アルト・ジェイ)のデビュー・アルバムだった。

http://www.ele-king.net/review/album/002624/

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素敵な文章。
そして、あんまりではあるが、素敵な(少なくとも私はそう思える)場所。
こんな一節は書けないなあ...と観念して
読む愉しさを味わえるコラム。
 
読んでいる内に間章による
Slapp Happyのライナー・ノートを思いだした。

    1. +

ロンドンという都会の死ぬほどのだるさについて考えていると、何故かケンシントン近くのパブが思い出されてならない。そこにはありとあらゆる若者や少女がいて、ありとあらゆる夢の消費や二日酔い、それにきらびやかな幻滅、めくるめく緩慢さがあったが、誰一人としてどもったり、しゃくったりはせずに奇妙に背を向け会ったまま現実のゆるやかな移行へ共謀しているような白茶けた光景とでもいえるものがあった...
...あまたの音楽雑誌や新聞が無関心の数だけバラまかれ、いらただしさの種類だけ買われているが、真実のところだれも本当に怒ったり、いらだったりもしていない。

    1. +

もっとも、個人的には相も変わらず「奇妙な長い旅」の最中、
という認識(同行あり)。
 
妙におセンチなので、この辺でチョン。