バタバタと

色んな事が動き出した。
 
その合間、ふと手が止まった時に
ジーベックホールで聴いた音の事を
思いだしていた。
 
同じ作品でも誰が卓をいじるかで
趣も変化するけれど、
今日は二度目の来日時に大阪で見たフェラーリ
卓をいじる姿-とても繊細な指先の動き-を思い起こしていた。
 
日暮れの会場/赤レンガ倉庫付近を分藤さんと話しながら歩いた事、
終演後、地下鉄の車内で吊革を持ってくたくた揺られながら
大里さんと取り留めない会話を交わして乗り過ごしそうになった事等々。
 
聴いている時には全く浮かばなかったあれやこれやが、
二日も経ってから甦ってくるのは興味深いけれど、
ちょいとばかし感傷的過ぎるのでは、とも思ったり。