酔いの中で

ネルヴァルを読むと
色んな意味で困惑、というより
足を踏み入れてはいけない区域に
ついうっかりと踏み込んでしまった感じ。
 
三島に思い入れのある方と「空虚さ」や
「薄っぺらさ」について会話して、
それはそれで興味深いのだけれど、
ネルヴァル他、レッツゴー難破に向けて出港した人々に対するほど
興味が持てない(リアリティを感じない)のも確か。
 
音や光の氾濫の内に沈み込んでいってしまう事へのリアリティ。
音の中へ入っていく事だけを考えている、
というと口あんぐりされそうな...