午前中、

若い方と喋っていて、
ふと彼の顔が真っ白なのに気付く。
見れば脂汗も。
貧血だとは思うけれど、
ひとまず無理しないようにと会話終了。
 
午後、あんまりなモノを目にする。
知っている人に報告。
その後、毒気にヤラレたのか目眩。
少し横になる(午前中、人の事を言えたものではない)。
 
夕方、お世話になっている方と電話で話す。
大阪の古本屋、に話題が及んだので矢野書房。
凄くまっとうで昔(20年くらい前)と今の古本屋の
一番いいとこが凝縮してる気がして
個人的には一番オモロイと思うのですが、と私。
(私のようにテケトーな人間がアレコレ言うと
却ってアカンのかな...と思ってしまい尻すぼみで終了。)
 
その後、バンマスから電話。
君ら、気でも狂たんか...と言われそうな
でも、これまた凄く真っ当な話を延々。
間章の事を話す。
電話を切ってから、20年以上前、知り合った頃に、
「誰も出さないならライナーノーツを集めて手書き自費出版
等々を話した事を思い出した。
で、その直後にライナーノーツ集が出る事を知り、
拍子抜けするやら興奮するやら。
 
間章、ちゃんと音を聴いていた人だと思う。
音を聴く事と「来るべきもの」に思いを巡らし
それをどうにか記そうとし、加えて「動き」として
現実に反映させようと試みた希有な人。
批判されるべき点、古びた点は一杯あれど、外せない人。
個人的には彼と阿木譲が最重要。
そして竹田賢一と赤岩和美。
 
夜になり、佐々木さんから電話。
昨日の会話の続き。

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人間は死んでしまえば、何も残らないのでしょうか。生まれた場所、住んだ場所、亡くなった場所、何も残っていないといえば、そうなのかもしれません。確かに何も残っていません。しかし、私は血の中で感じずにはいられないのです。人が死んでも、ハビトゥスが残り、漂います。今もここに思想として漂っていると感じます。それこそ、思想ということの普遍性、伝播性、恐ろしさ、戦慄ということでしょう。あなたが生きていなくても、あなたの思想は<今・ここ>に生きています。
 
ヨハネスへの手紙/山内志朗

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http://www.youtube.com/watch?v=oepHLeTG92s