ある日、

彼がいなくてその眼がない、すると彼女はそのために死にそうになる。
ヌヴェールの少女。
ヌヴェールで自転車を乗りまわしている少女。
ある日、彼がいなくてその手がない、すると彼女は、愛する事は不幸なのだと信じる。
しがない少女。
ヌヴェールで恋のために死んだようになって。
ヌヴェールで髪を刈られた少女、私は今夜おまえを忘却にゆだねる。
取るに足りぬ、つまらぬお話。
彼についての場合のように、忘却はおまえの眼からはじまるだろう。
同じように。
ついで、彼についての場合のように、忘却はおまえの声にとりつくだろう。
同じように。
ついで、彼についての場合のように、それはおまえを少しずつ、最後にはすっかり征服するだろう。
おまえはひとつの歌になるだろう。
 
ヒロシマ、私の恋人/マルグリット・デュラス

    1. +

ふいに届くメール。
読み返す毎にボディ・ブローのように、
緩やかに目眩が訪れる。
「瓢箪からコマが出て回り始めた」感。
運命の悲喜劇をサーフィンするには「直観一直線」とな。
嗚呼、観念して。
 
モーターシティの音楽。
はい、幼少のみぎりを
河内の中小工業地域で過ごした
わたくしにとって身体に馴染みすぎる代物で
大層心地よく、大好物ですとしか書けませぬ。
 
そいでもって、
Old Savage...ときた日にゃ
御大(1938年生まれ)の事を持ちださねばなりますまい(←ちょっち、中村光夫)。
40過ぎても以下の狼藉。
これまた、素敵過ぎる以外に言葉はなく。

http://www.youtube.com/watch?v=DoUHmXbcZrA
 
興奮しすぎたら、コレでオヤスミ。

http://www.youtube.com/watch?v=4KbFj6E5o3U