今日は午後から

若い方々が来店。
 
その後、夕暮れ時にお世話になっている方が来られる。
遠慮なくFMP,A-Musik等々の単語を口にする事が出来るので、
気兼ねなくお喋り(いつもすみません...)
間章の話題の後に亡くなった大里俊晴さんの
『マイナー音楽のために』に関して
感想のやり取り。
哀しく無念な気持ちはあるけれど、
今はこの本を通じて全く別のところから、
思いもかけぬ反応/芽が出てくる事に関心が...などと。
 
見栄えはいいけれど、直ぐに腐ってしまう、
果物のような評論集もどきではなく、
この本は時間を越えて残ってゆく、
そして幾人かの(そして未知の)読者の
魂に何かを刻み付け、行為へと誘わせる力を持った本だと思う。
 
夜、以前に仕事でお世話になった方と軽く飲む。
色々とあったけれど、
結果としてよい方向に向かわれているようで
嬉しくなる。
歳の所為なのか、きちんとしてきた人が、
それ相応の評価や幸福(?)を得る姿を見聞きするのが、
本当に嬉しくなる。
 
「巣」に戻り、Sandy Dennyの1stを聴く。
冒頭の曲に漂う、決然とした雰囲気が
今日のこの感情にはフィットする。