事務所に顔を出す。

しかし、世間は盆明け。
進展なし。
行き帰りで中上健次の「重力の都」。
大谷崎のような「きらびやかさ」はないけれど、これはこれですごく良い。
ちょっと、「ストーンズピストルズ」のような対比が頭に浮かんだ。
この喩えは「会ったこともない多数の人を敵にまわす」ような気もするが、
まあ、いいでしょ。

その後、自宅。
クーラーが壊れたので、機材に扇風機の風を送り仕事。
「機材以外は熱帯」の中、ソフトのインストールと平行して「Snip」の作成。
不思議なもので、クーラーの効いた仕事場で作っていた感じとはまた違う方向へ。

夜半、突然、「ルサンチマンで何かやってもたかがしれてるっしょ。そんなもん関係のないところで音を出さなきゃ駄目でございやすよ(どこの方言だ?)」という言葉が
頭の中にフッと浮かぶ。