昨日は DAIGEI FILM AWARDに。

http://www.daigei-eizou.com/award-2010/tokyo/top/

仕事の関係で、「かみんぐあうと」の途中から。(監督さん、すいません)
プログラムの最後まで観る。
卒業制作の作品、どれもクオリティーが高い。
どの作品にも「メタフィクション」的な要素があったのが、印象に残る。
やはり時代が一回りしている感じ。
「ツジキリヒト」の「吸血少女キリコが女吸血鬼2人をチェーンソーで
襲うシーン」の動き(レール)、照明(特に緑!)が単なる「清順オマージュ」を超えて「ああ、コレコレ!コレよ!」という力強さを感じた。

長時間の鑑賞、どうなるかと思っていたが、杞憂に終わる。

特別上映の「脚の生えたおたまじゃくし」。監督、主演の前野さんの存在がやはり良い。上映後のトークでの石井監督の指摘の通り、その「中性的な声」が大きな鍵を握っているような気がした。逸材。

今日は行けずで、残念。

会場で「にくめ、ハレルヤ!」の板倉監督らに会い、「関西ゼロ年代映画祭」のチケットを購入。

夜半に入り、新作の短編のQTを i tuneで曲をランダムにかけつつ、曲想を練る。

曲をかけながら、「ツジキリヒト」の最後の「8 1/2的エピローグ」の事に思いをはせる。アアユウジユウサハイイ。フェイクかもしれないが、ソレはまちがいなく楽しいし、気楽だ。

興が乗り、You Tubeで「8 1/2」のラストを観るが、そこだけでボロ泣き。
何故、幕が開き、なつかしい人々が階段を降りてくるだけで、そして手をつないで廻るだけでここまで泣いてしまうのか。

こうなると、お酒がおいしくなるネ。