昨夜から東京にも雨がやってくる。

今日は雨の中、打ち合せで事務所に。
夜、「桃まつり」へ。自分の参加した作品がないとリラックスして楽しめる。荒削りなものも瞠目すべき完成度のものもあるが、4本とも色の違う感じなので、全て楽しく観れた。


波は常に新しく、常にひとつであり、常に多数である。
それは「ヌーヴェルヴァーグ」「ニューウェイブ」、あるいは「ロックンロール」と呼ばれている。

樋口泰人「映画は爆音でささやく」より

http://www.amazon.co.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AF%E7%88%86%E9%9F%B3%E3%81%A7%E3%81%95%E3%81%95%E3%82%84%E3%81%8F-99-09-%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E6%B3%B0%E4%BA%BA/dp/499049380X

前書きなんだが、ここで深く納得して、「ごちそうさん」な感じになってしまった。あぶない、あぶない。まだ本編を読んでいないのに。

しかし、泣ける一文。

余談だが、樋口さんって「アメリカンヒーロー」っぽい。別に眼鏡=クラーク・ケントというわけではないのだが。その飄々とした風貌と物言いの背後には、この世の不条理への圧倒的な怒りが渦巻いている、ような気がする。(あくまでも私見だが)

いつか、樋口さんが「アメリカンヒーロー」的な内面を持った「スーパーヒーロー」に「変身」しても私は全く驚かない。