昨日とはうってかわって

曇り空の午前中。
午後からは雨。
肌寒い。
 
昨日は飲酒せずに眠ったが、
今日は酷くダウナーな気分。
何もする気が起きず。
単純計算作業を行うが、気力続かず。
 
午後からは諦めて、本を詰めた段ボール箱を整理。
ふと開けた箱から、本と一緒に「Paris Blues」。
 
夕方からずっと聴く。
 
その間、T・グルンステンを再読する。
最初に読んだ際は四方田犬彦「漫画原論」を想起したが、
更に原理的かつ強力。
これに匹敵する漫画評論は日本では見当たらない気も。
(別にそれほど、漫画評論に熱意を持って読んできた訳ではないが。)
先述の四方田著、或いは稲葉振一郎ナウシカ論、
岡崎乾二郎楳図かずお論、樫村晴香大島弓子論等々、
とても面白かったものはあるが、
やはり強力な力技感では別格(比べる対象が違うけれど)。
ふいに昨年亡くなった大里俊晴がこの本を読んだならば
どう思ったのだろう...など、詮無い事を考えてしまう。
原著は1999年に出ているので、或いは読まれていたのだろうか。
 
そうこうする内に、樫村晴香の(書かれなかった?)倉多江美論や
大里俊晴倉多江美ムダムダ帳(だったかしらん)」へと
連想が滑っていってしまい、読書を止める。
 
「Paris Blues」の所為だろうかとも思う。
猫ジャケが印象的なG.Evans白鳥の歌
S.Lacyのソプラノがエレピの上で唄う。
「Goodbye Pork-Pye Hat」旅立ちに捧げられた音。
 
足湯の準備を始める。
今日は早く眠ることにする。